日本にアメリカンライフスタイルを初めて伝えたというメイドインUSAカタログ。
レッドウィングのブーツもまた、このカタログによって日本で知られることになった。
初めてこの雑誌を読んだ時から、疑問を抱いた。
この1976版の表紙に描かれたブーツ。
REDWING8インチブーツと記載があり、矢印が入っている。この表紙のイラストを指している。
様々なブーツを見ているが、こんな形のレッドウィングは見たことがなかった。
本当にレッドウィングか?
モックトゥであり、スクエアステッチは入っていない。877であればこの年代は入っている。
ソールはおそらくトレッド。
ヒモはレッドウィングのビンテージのヒモとは異なる。(交換したのか?)
ただし、上段はフック仕様。
分からなかった。
この使用感が出ている表紙のブーツで、この感じを見るに結構履き込んでいる。
1975年より前の60年代からの当時のレッドウィングのカタログをひとつひとつ見直す。
あった!っと思った。
1968年製造の『944』
モックに、トレッド、上段フック。
いや、カラーが944の場合は、ゴムが付いている。
おそらく靴下が下がらないためのゴムであろう。
さらには、一番上までフックに対してホールである。
非常に似ているが、違う。
結果、レッドウィングのブーツではない。
レッドウィングでこのブーツは存在しない。
さらには、レッドウィングを表紙にしているのに、中身の記事では、レッドウィングに関しては、ほとんど触れていない。
おそらくサンタローサのブーツに似ているので、サンタローサのブーツのイラストに、レッドウィングと記載したのだろう。
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